え?あの『カセットテープ』の価値が見直されているらしい

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すっかり見かけることがなくなった『カセットテープ』。絶滅寸前かと思いきや、アメリカでは売り上げが伸びており、日本でも技術開発が進んでいるとのこと。

◆データ形式で持ち運ぶ音楽が主流になっている現在、『カセットテープ』はもはや忘れ去られた存在

レコードと共にアナログのメディアとして多くの人々に活用されてきたのがカセットテープ。


Photo by Comstock / Stockbyte

音声を保存できる磁気テープを小型のケースに入れ、録音再生装置に差し込むだけで、(オープンリール式の場合のようにテープを取り回す必要なく)使用できるようにしたもの。

買ってきて、装置にセットするだけで気軽に使うことが出来る保存媒体だが、音質の問題や長期保存の際の品質劣化などを理由に、最近ではあまり使われなくなってきている。

・最近ではこんなエピソードも話題となったほど

古い自動車を購入した若者から「iPhoneドックが壊れている!」との申し出があり、見てみるとこのような状態だったのだそう。

は?iPhoneをカセットデッキに突っ込むだと?突っ込んで苦情を言うだと?!

カセット知らない世代なのか…!?(・_・;?

そういや現代の若い子って「巻戻し」って言葉が理解出来ないそうだ。

理由はカセットテープ・ビデオテープを知らないから。

生まれた頃からもう廃れてなくてCD・DVDしかないから。

テープが絡んでダメになった苦労を知らないとは、幸せなんだか損なんだか(´・ω・`)?

◆しかし、そのカセットテープがなぜかアメリカで復活。全米最後のカセットテープメーカーが、創業以来の大黒字になったらしい。

音楽用カセットテープがCDに取って代わられ、多くのカセットテープメーカーが生産を中止する中、全米で最後のカセットテープメーカー「ナショナル・オーディオ・カンパニー(National Audio Company)」が好調だ。

同社はSony Music EntertainmentやUniversal Music Groupなどのメジャーレーベルから、インディーバンドまで幅広い取引がある。

NACは2014年に1000万本以上のカセットテープを生産。そして今年はさらに20%も売上が増大。

現在、当該会社の70%の売上高はミュージック・カセットテープで、残りは録音用のカセットテープによる。

◆「カセット人気が再燃すると信じていた」と語る同社の社長

90年代末にはほとんどのカセットテープメーカーがCDに移行した。しかし「ナショナル・オーディオ・カンパニー」はそれをかたくなに拒んだ。

「我々は音楽用カセットテープの需要の波が再び来ると信じ、その時に向けて準備していたんだよ。そして、今その通りのことが起こっている」と言うシュテップ社長。

◆なぜ、アメリカで『カセットテープ』が再燃しているのか?

アメリカでCD以前のメディアであるアナログレコードやカセットテープが見直され始めた。

絶滅寸前の状態かと思っていたが…

上の世代はノスタルジーを、下の世代は真新しさを感じ、コレクターズアイテム的な意味合いも含めて愛されている。

・若者世代にとっては「逆に」カッコイイ存在になっている

MP3やイヤホーンが音楽のすべてではないと意識し始めた若者も多くなっている。

カセットテープは頭出しできないので、一曲一曲ちゃんと聴くことになるのも逆に魅力となっている。

アメリカのインディーズレーベルやバンドが、カセットテープにダウンロードコードを付けて売る方法が流行っている。

この状況について、プロダクション・マネージャーのSusie Brownは、「多くのインディーバンドが、再び温かみのあるアナログ・サウンドを求めていたことが、現在の業績につながっています。そしてその需要は、まだまだ増え続けています。」と語っている。

ナショナル・オーディオ・カンパニー(National Audio Company)のコメント

◆ここ日本でも、「データ保存媒体」として復活の兆しが

日本のメーカーが性能を飛躍的に高めた結果、今、再び記録媒体として、復活のきざしを見せています。

経済産業省の統計で、音楽用、映像用、データ用を含む「磁気テープ」の国内生産量が3年連続で増加というデータも発表されている。

磁気テープは持ち運びが簡単で、他の記録メディアに比べコストが安い。

ハードディスクに比べ、10分の1で済むという

自治体や企業にとって、複数の方法でデータ保存するのが理想だが、コストを考えると磁気テープは有力手段の一つと評価されている。

ネットワークとつなげずに保存できるためセキュリティー面で安心といった利点があるために磁気テープに保存する個人はもちろん企業でも活用されている。

目的のデータを探す時間は遅くなるが、大量のデータを移し替えるスピードは速く、停電でもデータは失われないなどの特性がある。

◆最新の技術で磁気テープはここまで進歩していた。

新しい磁気テープは、1本でDVD500枚分という、大量のデータを記録できるようになっている。

1つのテープで180TB(テラバイト)が入るという常識を飛び越えすぎている磁気テープ

180TB(テラバイト)がどれだけすごいかを検証すると、米アップルの携帯音楽プレーヤー「iPodクラシック」1184台分の容量に匹敵し、楽曲4730万曲を保存できる計算。

テープを使った情報の記録と再生は、デジタルの記憶媒体に比べてと、はるかに時間がかかるため、音楽や動画の保存といった用途には向きそうにないとのこと。

◆今後もまだまだ需要は伸びる可能性が

「磁気テープは、IT分野で日本が唯一、高いシェアを持っている製品といえる。今後も、磁気テープの需要は、データ量の増加とともに増え続ける。日本が果たす役割も、ますます大きくなる。」

国立情報学研究所 佐藤一郎教授のコメント

データの大容量化が予想以上のスピードで進み、ハードディスクの密度改良も限界に近づく中で、将来、頑丈で高密度なメディアとしてカセットテープが返り咲く可能性を、IBMの専門家が指摘しています。

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