集団になるほど起こりがち…人はなぜ”手抜き”をしたくなるのか?

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綱引きやみんなで重い荷物を持っているときに、みんながいるから自分一人位全力を出さなくても大丈夫!って気が起きませんか?一人だと全力が出せるのに、大勢いるとなぜこのような心理状態になってしまうのか?集団でひとつのことを達成する時に知っておきたい集団心理。手抜きが起きてしまう原因と対策をご紹介

▼手抜きは決して悪いことばかりではない


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手抜きという言葉は、マイナスの意味で使われがち。しかし『少しだけ手を抜きたい』と思うこと自体、それまで真剣に仕事に取り組んできた証拠。悪いことではありません

手を抜けるところは手を抜いて、その間に栄養補給と疲労回復に努め、次に来る山を乗り越えるようにスタンバイをしておく

上手な手抜きとは、さぼることではなく、仕事の要・不要を考えてムダを省き、効率アップを図ること。これができれば、働くことが今よりラクになります

▼集団になればなるほど、「手抜き」は生まれる?


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自分くらい全力を出さなくてもいっか…
そう思ったことはありませんか?

集団になると、自分ひとりだけでそれを実施する時に比べて、つい手を抜いてしまう心理を、心理学用語では、社会的手抜き と呼ぶ。

知らず知らずの内に手を抜いている、つまり無意識に手抜きをしていること。もちろん、意識的な社会的手抜きもあります。例えば、重たい荷物をみんなで持つときに「1人くらい手を抜いても大丈夫だろう」と思うのは、意識的な手抜き

1913年にドイツの心理学者リンゲルマンが行った実験にちなんで、「リンゲルマン効果」と呼ばれています

みんなで大声を出すときなどは、声の大きさがひとりで出すときよりも、自分でも気づかないうちに小さくなっているのです。これは、無意識による社会的手抜き

▼手抜き心理はなぜ起きる?


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社会的手抜きの心理が発生する根本にあるものは、「自分は集団の一部である」という認識である

集団の構成員が増えれば成果に貢献出来る割合も減り、小さな貢献しか感じられないであろうとする気持ちが貢献への意欲を低下させる原因とされています

他の人がしっかり仕事をしているので自分が頑張る必要が無いと感じる

▼「手抜き」のは心理は、4歳ごろから!?おまけに男女にも差があるらしい


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3歳児では社会的手抜きが見られなかったのに対して、4,5歳児では集団条件で20%以上のパフォーマンス低下が見られ、大人同様の手抜きが観察される。この実験から、社会的手抜きが社会的知性の発達と密接に関係している

男性よりも女性に、集団主義的社会(中国、日本、台湾など)よりも個人主義的社会(カナダ、アメリカ合衆国など)に多く見られる。

女性はみんなと仲良くやろうと対人関係を重視し、集団の中でも精一杯がんばろうとしますが、男性は個人の課題達成を重視する傾向があり、個人の貢献度が計れない場では手を抜くのではないかと推察されます

▼手抜き心理をさせないための有効な手段


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社会的手抜きは知らないうちに起こっている出来事です。それを防ぐには、「みんなで仕事をすると、手抜きが起こってしまう」ということを頭に入れておくことが何よりも大切

「自分ひとりくらい」という考えを「自分がいなければだめだ」「自分がやらなければ」と変えていく必要がある。つまり、担当する仕事と個人の役割に対して誇りをもてるようにすることが肝要


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みんなで「何をするか」ということがハッキリしないと、メンバーが全力を発揮することが難しくなってしまいがち。そのためには、目標をきちんと定めてみんなで共有することが大事

自分自身の貢献度を評価する機会を与える、 あるいは標準や基準を与える

集団メンバー各自の成績・努力を簡単に確認できるようにする

『誰か!助けてください!』のように呼びかけても、呼びかけられた側は、「別に俺じゃなくても、他の誰かがやるだろう。」と思うのである。つまり、「俺には関係の無いことだ・・・」としか解釈しない。
なので、このような場合は、『山田さん!頑張りましょうね!』とか、『鈴木さん!助けてください!』のように、個人名を特定したほうが効果的

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